近江商人との出会いから、
大津の米問屋大善屋で
丁稚奉公することとなった銀次。
それから5年…商才を発揮する銀次は、
店の仕事だけではなく、
職人の互助組合作りや
茶屋の看板娘お仙のアイドル化計画などを手掛け、
町の人々を助ける。
そんな彼の元には同じ店の楓、
眼鏡職人の有益や大工の佐助など
仲間が集まるようになった。
悪辣な奉行の罠によって、
大善屋が千両もの借金を背負う。
先輩の丁稚蔵之介の父も関わる
この悪企みから店を守るため、
銀次は大津と15里=60km離れた
堂島の米の価格差を利用した
裁定取引を思いつく。
電話もネットもない時代、
飛脚でも半日掛かる距離を越え、
情報を迅速に入手するため、
銀次たちが仕掛けた壮大な作戦とは?